エレキベースの弾き方「ミュートの基本とコツ」【初心者向けレッスン④】

初心者向けレッスン

最近少し弾けるようになってきて、スマホで録音してみたんだ!
そしたら、思った感じと全然違っててびっくりだったし、ショックだったよ。

自分の演奏を録音して聞くってとても大切だよ!
ちゃんと弾けているかっていうのは、録音してみないとなかなか気づけないものなんだ。

なんかね、ごちゃごちゃっとしてなに弾いてるか分からなかった、、泣
チューニングはあっていたんだけどな。

それは、弾かない音を鳴らさないっていう技術「ミュート」を練習する必要があるかもしれないね!
ミュートはとても大切だし、ミュートがうまくできるようになると、大きくレベルアップするからね。ゆっくりやってみよう!

はじめに

チューニングがばっちりで、しっかり弦を鳴らせているのにも関わらず音が濁っているとしたら。
それは、ミュートができていないことが原因と考えてほぼ間違いないです。

ベースを奏でるうえ大切なことは、狙った弦を一音一音しっかりと揺らすことですが、それと同じくらい弾かない音を鳴らさないということもまた大切なんです。

そんなの、鳴らさないようにするには、触らないだけでしょ?と思われるかもしれません。

違うんです、むしろミュートをするには弦に触る必要があるんです。

一度どこかのフレットを押さえてください。
そして、パッと離してみてください。
すると、音が鳴りますね。

このように、押弦をやめたときなどの指の動きで、意図しない音を鳴らしてしまうことがあります。

またその他のパターンもあります。

演奏していると、鳴っている他の弦に共鳴して、弾いていない弦も揺れるんです。
一切触れない弦が鳴り出すという怪奇現象みたいな話ですが、科学で解明されているやつです!
目立つわけではないので、見過ごしがちですが、ベーシストにとっては本当に大切なポイントとなります。

これまで他の記事で解説してきたのは、弦を弾く(鳴らす)右手の動きであったり、押弦する左手の動きでした。
ミュートは、右手と左手を使って「軽く触る」ものです。

弦に触ると音が伸びない状態になるので、ミュートができるということです。

最初は難かしく感じるかもしれませんが、慣れてしまえばあまりなにも考えず感覚的にできるようになります。
くりかえし、練習してみてください。

鳴らさないようにするために触らない。
じゃなくて、むしろ触ることが大切なんだね!

そうなんだ。細かく説明していくね。
あとちなみに、音が鳴ってしまっていないかをしっかりと確認するためにも、アンプを使った練習を心がけようね!

ミュートの基本

指の内側の全体を弦にあてます。
触れる強さは、ピタッとしっかりあたる(弦がほんの少しだけ沈む)状態が望ましいです。

また、基本的には一本の弦に対して2点触れると完璧だ!ということをおさえておいてください。
1点だと、ハーモニクス奏法という奏法と同じ状態になり、きれいな高音が鳴ってしまうポイントがあります。

ただ、とはいえ演奏中に必ず2点触れるということも難しいので、ハーモニクスがなるポイントさえ気をつけていれば、1点でも十分です。

演奏して、余分な音がなっていなければ問題なしです。

左手ミュートのパターン

基本的には、押弦時にあまっているフリーな指でミュートしますが、
ぼくはこのように押弦している指でもミュートするようにしています。

赤が鳴らしたい部分で、青がミュートしている部分です。

それをふまえたうえで、下の画像を見てください。
フレーズによって、押弦の方法も色々あり、ミュートにも色々なパターンがあります。

また下の画像のように、1弦や2弦を中心に弾く際、左手でのミュートができなくなります。
この場合は、ピックアップから親指を下ろすスタイルの指弾きだと、右手でミュートすることができます。

〝ピックアップから親指を下ろす指弾き〟ができるようになると、左手でのミュートが楽になります。
ちなみに、右手でのミュートは触れる場所が1点でも、ハーモニクス音が鳴る心配はありません。

画像で色々なパターンを見てもらいましたが、
これらは特に、ピック弾きやスラップをする際に役立ちます。


指弾きの場合はもっとシンプルに考えてOK!

押弦している弦から下を左手でミュート。
押弦している弦よりも上の弦は右手でミュート。


とやってみてください。

いやー、色々なやり方があるんだね。

そうだね、人それぞれ手の大きさも違うから、これを元に自分にあった方法を研究してみてね!

さいごに

今回は、意図した音を鳴らさないためのミュートパターンをいくつか紹介しました。

ミュートにはまだまだ種類があり、音色として音の伸びを調整する「ミュートを生かした奏法」もあります。

また別の記事で解説していきますね!

それでは、お付き合いいただきありがとうございました。

これからも、最高のベースライフを楽しんでいきましょう!


〝指弾き〟と並んで、ベースの代表的な奏法でもある〝ピック弾き〟の基本とコツを解説した記事です。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。



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