エレキベースの弾き方「指弾き(ツーフィンガー)の基本とコツ」【初心者向けレッスン②】

初心者向けレッスン

指弾きができるようになりたいな!

指弾きは、オールジャンルで使える奏法なんだ。
音色も、優しく丸い音から、重く激しい音だって出せるよ。

やっぱり指痛くなるのかな?

そうだね!最初は水ぶくれになってしまったり‥。
痛くなるのはさけられないけど、やっていくうちに必ず大丈夫になるからね。
それじゃ、やり方や注意点、応用なんかもしっかり解説していくよ。

はじめに

指弾きを習得すると、様々なジャンルに対応することができます。

バラードで優しい音を出したいとき、また休符の効いたリズミカルな演奏をする際にも適している奏法です。
テンポの速い曲はピック弾きが適していますが、それも指で弾けるようになると、それはそれはもう怖いものはありません。

ジャンルに捉われず、色々なスタイルで演奏をしたい方は、まずは指弾きの習得をおすすめします。
必ず一番多用する奏法になるはずです。

良い音の出し方も研究しながら練習してみてください。

ただ、最初は指先の痛みとの戦い‥。

慣れると皮膚が分厚くなり、必ずまったく痛みを感じないようになりますからね。

どうしても痛いときは、ピック弾きを練習したり、左手の研究に集中してみるなど、無理をせず取り組んでくださいね。


それでは、指弾きの基本的なやり方やコツなど、分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは、いってみましょう!

指弾き(ツーフィンガー)の基本

力を抜くことが大事なんだね。

そうだね!ただ、力を抜きすぎて、指の関節が逆に反るというのはNGなんだ。
撫でるように弾くと強い力が弦に伝わらないからね。
いかにラクに、強い力を弦に加えられるかがポイントなんだ。

ところで、人差し指と中指ってどっちから先に動かすとかきまってるのかな?

それはやりやすい方でいいよ。ただ、よく使う方の指ができて偏ってしまうと、皮膚の厚みや硬さが変わってしまうんだ。
そうなると人差し指と中指で、音の違いが出てしまうから要注意なんだ。

指のダメな使い方

芯のある太い音の出し方

指弾きで大事なポイントは弦をどう揺らすか、どう鳴らすかということです。
弦に対する指のタッチを細かく意識することで、芯のある太い音が出せます。

「弦に対して指をぶつけにいくことで音が鳴る」
最初は、そんなイメージを持たれる方も多いかもしれません。

だけど指弾きの場合、弦を叩きつけてしまうと、指弾きの魅力が生かせません。

ぼくがおすすめしたいのは、極端に言うと「一度弦に指を当ててから鳴らす」です。


指に当たって一度張り詰めた指が「元の位置に戻りたい!」と指を離れる。
そのときに音が鳴り出す仕組みです。


いちいちそんな動作をしていたら追いつかないよと思われるかもしれません。
露骨にするのではなく瞬時にやります。

弦に指が当たるときに音が鳴るのではなく、弦から指が離れるときに音が鳴る。
このイメージを持っていると、自然とこの動作を瞬間的やっている状態になります。

指の振り幅はどのくらいが望ましいか

余分な動きをしないことも大切なんだね。

無駄な動きをなくしていくと、演奏しても疲れにくいし、速く指を動かせられるんだ。

スポーツなんかと似たところがあるんだね。

そうだね!ただ、あくまでこれは基本の考えで、そこから発展させて自分なりのスタイルを磨いていくといいよ。
出せる音の可能性も広がるし、ライブなんかではパフォーマンスも大切。
それに、なにより音楽は自由だからおもしろいんだもんね。

安定した演奏をするためのコツ

親指を置く位置

(4弦を弾いたあと、ボディにあてていた時期もありました。そのためこのベースは塗装がはがれていますが、最近はやらなくなりました)

親指を弦に置くのもOK

それを改善するために、親指を弦の上に置き、手の開き具合を一定に保ちます。

ミュートってなんで大切なの?

ベースは音を鳴らすことと同じだけ、鳴らしたくない音を鳴らさない技術も磨く必要があるんだ!
意図しない音が鳴ると、出したい音がぼやけてしまうんだ。

指の長さを揃える方法

指弾きの音色の幅を広げる

ベースはシンプルな楽器です。

各奏法で音色の違いがあるのはもちろん、
弦の種類や状態、ピックの硬さ、指のコンディションなど、
音色の変化をつけるうえで、生の弾き方で大きく変化をつけられる楽器です。

弦のどの辺りを弾くかによって生まれる違いをそれぞれまとめました。

親指を置く位置によって、音色が変わるというものです。
実際にかなり使えるので、それぞれ試してみてください。

弦を弾く位置で音色の変化をつける / 芯のある太い音(スタンダード)

弦を弾く位置で音色の変化をつける / 輪郭のある締まった音

弦を弾く位置で音色の変化をつける / 丸くふくよかな音

いやー、指弾き一つとってもベースって奥が深いんだなぁ。。

そうだね!まだまだ序の口だけどね。

さいごに

この記事では、エレキベースの弾き方「指弾き(ツーフィンガー)の基本とコツ」について解説しました。

これはあくまでもぼくの経験から導き出した、いまのぼくの答えです。
また新たな気づきが生まれたら、追加や修正をしていこうと思います。

ブログだけではなかなか伝わりきらないところもありますが、参考にしてみてください。

「ベースの構え方」を解説した記事にも書きましたが、指弾きにおいても、人それぞれの体格、手の形、使用ベースによっても大きく変わります。
今回解説したことを参考にしてもらいつつ、ご自身の体やベースに合う方法を研究してもらえると嬉しいです。

これはあくまでもぼくが考える基本の形です。
基本を知っておくと、はずしてはいけないところが分かったり、
あえてうまくはずすこともできて、より良いものになるのではないでしょうか。

記事中にも書きましたが、ライブで演奏する際にはパフォーマンス要素を考えることも大切です。
自分なりのスタイルを見つけていくのも音楽と向き合う醍醐味ですよね。

また、色々なことろでミュージシャンの方々が、ベースについて解説されています。
素晴らしい情報がいっぱいで本当に素敵な時代ですね!
よりご自身にあったものを選んで取り入れてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、これからも最高のベースライフを楽しんでいきましょう!


本ブログでは、他にもレッスン記事を投稿しています。

ベースを弾くうえで〝弦の押さえ方〟は重要なポイントとなります。
こちらの記事もぜひ参考にしていただけると嬉しいです。


指が痛くてやめてしまいそう‥。
そんな方は下の記事をチェックしてみてください。

ぼくも最初の頃、指が痛くて痛くて辛かったです。
必ず強くなりますから、無理せずゆっくりやっていきましょう!!




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